①慣性の法則
「すべての物体は、外部から力を加えられない限り、静止している物体は静止状態を続け、運動している物体は等速直線運動を続ける」
例えばバーベルは何もしなければ動かないし、転がったボールは摩擦や重力がない限り転がり続けようとする。などといった
”運動の現状をそのまま保持しようとする物体の性質”
例えば、電車の急停止では身体が前に持っていかれます。これは身体が前に進んでいたのに対して電車が止まるので身体だけがそのまま進もうとしてしまう。これも慣性の法則です。
②運動方程式
物体に力が働くとき、物体には力と同じ向きの加速度が生じ、その加速度の大きさは力の大きさに比例し、物体の質量に反比例する。
これを式で表すと、
F = ma となります。
F : 力
m : 質量
a : 加速度
私は文系で数式が苦手なので図にすると…
という図になります。
例えばスクワットを同じ人物が50KGと100KG上げた時にどっちが加速度が早いか…
なんとなくわかると思います。
つまり、言い換えると
”より重い物の速度を変えようとすればするほど、より速度を大きく変えようとすればするほど、強い力をその物体に加える必要がある”
ということです。
③作用・反作用の法則
物体Aから物体Bに力を加えると、物体Aは物体Bから大きさが同じで逆向きの力(反作用)を同一作用線上で働き返すことです。
これも言葉にすると難しいので例をいくつか。
例えば、壁を押すと押す多分の力で壁も押し返しているので壁が動かないということです。
また、動かない重いものを引っ張った時には引っ張った分だけその物体も引っ張り返しているという法則です。
これはトレーニングしている方はなんとなくイメージがつきやすい法則かと思います。
この3つがニュートンが見つけた物体の様子を決める運動法則です。
物理を学んでおきたかったと心から思う一方、運動のバイオメカニクスの理解を深めるために復習し、簡単にまとめてみました。
補足があれば突っ込んでいただけるとありがたいです。
中央区人形町
TTBパーソナルトレーニング トレーナー
木村聡